「落ちてくるナイフをつかむな」ではなく「落ちてくるバラをつかむな」が現代にあう?
落ちてくるナイフをつかむな、
床に突き刺さったナイフを拾え
- ウォール街
相場の格言としてあまりにも有名な言葉。
相場が荒れて急落した際は、どんな魅力的な銘柄・価格でもナイフが床に突き刺さってから拾うべき。
底値を拾えた場合は結果的に落ちて来たナイフの「柄」を偶然掴めた様なもので結果論にしか過ぎない。
心理的には最安値・底値で買いたい!と思うのが人間の常だが、底値がどこなのかは誰にもわからない。
だから床に落ちて「これ以上は落ちない」ではなく「上昇トレンドに入った」状態で買うのが賢明である。
資金的な余裕がある人はリスクを取って落ちている最中のナイフを掴もうとするのも良いが、資金的な余裕がない人は心に留めるべき名言。
なお、この名言が生まれた頃のアメリカ人にとってナイフは大変魅力のある物だったそうだ。だから落ちてくるナイフでも掴みたくなる心理をついた表現だったのだろう。
しかし現代にはマッチしない感じがする。
なので。。。
落ちてくるバラをつかむな、剣山に刺さったバラを摘め。
でどうだろうか?
落ちてくるバラをつかもうとすれば棘がある茎を掴んでしまう。
仮に上手く花の部分を掴めたとしてもバラを潰してしまう。
底値で拾おうとして手を下に落とすと剣山に刺さってしまう。
やはり剣山に刺さった状態でバラを摘むのが賢明である。
そして、このローソク足がバラに見えるから表現としても妥当かと。
このロウソク足の見方としては「下降継続」又は「反転示唆」
美しいバラをつかむために、落ちてくるバラを掴むのは止めよう。